こんにちは!パンのブログです!
パンのレシピで必ず出てくる「発酵」というキーワード。
でもそもそも「発酵」ってなんぞや?となりますよね。
僕もパン作りを始めたばかりの頃は「発酵」=パンが膨らむことだと思っていました。
しかし「発酵」とはもっと奥が深く面白いものだったのです!
この記事ではそんな「発酵」の面白い世界を現役パン職人が紹介します!
パン作りの「発酵」とはなに??
発酵とは酵母が行う生命活動で、僕ら人間にとって有益な反応のことを言います。
逆に人間にとって有害な反応のことを腐敗と言います。
これを踏まえてパン作りでの「発酵」とは簡単にいうと
『生地中の糖が酵素の作用によってアルコールと炭酸ガスに分解され、また別の酵素によって糖、アミノ酸、有機酸、エステルなどを生成し、芳香を有するパン生地が作られることです!』
もっと簡単にいうとパン特有の香り、味を作ることです!

「呼吸」と「アルコール発酵」
酵母は生地中の酸素を吸って炭酸ガスを吐き出します。
この炭酸ガスで生地が膨らみます。
では生地中の酸素がなくなってきたらどうなるのでしょう?
人間だったら呼吸できなくて死んでしまいますが、酵母は強い!
酸素がなくなると「呼吸」から「アルコール発酵」に切り替えます。
アルコール発酵は、生地中のブドウ糖をエタノールと少しの炭酸ガス
に分解します。
このエタノールがパンに香りをつけます。

パンチをする意味
発酵中にパンチをしてガスを抜くことがあります。
なぜ行うのか?
一つの理由としては酵母の活動を「アルコール発酵」から「呼吸」に切り替えるためです。
アルコール発酵だけでは炭酸ガスが少なく、生地の膨らみが悪くなってしまいます。
ですので再び生地中に酸素を入れて「呼吸」を促します。
↓パンチについて詳しく解説した記事はこちら↓

まとめ
パン作りの「発酵」は奥が深いですね!
膨らむだけじゃない!発酵によって香り、味が無限大に変化します!
発酵を理解して是非自分色のパンを作って見てください!
酵母の発酵について理解したら、酵母の種類、違いも是非ご覧ください!

ではまた!
参考文献
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文字ばかりで難しいけど全てが詰まってます!
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